bubble water
正面玄関からすぐに体育館に繋がる通路があり、階段は左右に2ヶ所ある作りになっているが、手前の階段は使用しないで奥の体育館階段から上へ上がっていった。
2階の職員室の前に教室などをみるが、年月は経つが大きく変化はしていいない。

「年は、経ったけどやっぱり中学って変わらないものだね」

職員室で彼にコーヒーを入れてもらいながら、そう口にしていた。

「はい、どうぞ」

彼からコーヒーを受け取りながら、回りを見渡す。

「そうだな。基本的には変わらないなぁ。ここどうぞ」

彼に椅子を進められて、隣に座る。

「響葵の席?」

コーヒーをすすりながら彼が座っているところを指しながら尋ねた。

「そ、俺の席。」

机にあるバスケット雑誌を見ながら、変わってないなぁ~と彼をみる。
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