素顔のキスは残業後に
「やっぱり私なんかが行って迷惑じゃないかな? うん、ある。お呼びじゃないってつまみ出されるかも。
もしそうなってもショックを受けないように。心の準備をしておこうじゃないですか」
ぶつぶつと独り言まで言いだす私は、完全な不審者だ。
時間を10秒ほどかけて心の準備をする。
一度大きく息を吐いてから。いざ出陣。
でも、部屋番号を入力しながら「あれ?」と思った。
いまさらですけど、何をそんなに恐れる必要がある?
だってここに来た一番の目的は、仕事の資料を届けること。
二番目は一番目のついでに様子を見るだけのこと。
どちらも五月さんに頼まれたことで、そこに変な意味なんてないはずだ。
迷惑? 心の準備?
そんなの考える必要、ナイナイ。
もしそうなってもショックを受けないように。心の準備をしておこうじゃないですか」
ぶつぶつと独り言まで言いだす私は、完全な不審者だ。
時間を10秒ほどかけて心の準備をする。
一度大きく息を吐いてから。いざ出陣。
でも、部屋番号を入力しながら「あれ?」と思った。
いまさらですけど、何をそんなに恐れる必要がある?
だってここに来た一番の目的は、仕事の資料を届けること。
二番目は一番目のついでに様子を見るだけのこと。
どちらも五月さんに頼まれたことで、そこに変な意味なんてないはずだ。
迷惑? 心の準備?
そんなの考える必要、ナイナイ。