素顔のキスは残業後に
思わず歩みを止めて声を張り上げた私に、柏原さんはふっと表情を緩めて唇を引き上げる。


ものすごく意地悪なそれに、

なんだか、ものすごーく嫌な予感……


ははっ。まさかねー。
いや。もしかして自爆ですか、私!?


なんとか笑って誤魔化そうとするけれど、不敵な笑みを浮かべた柏原さんに顔を近くに寄せられる。

昨夜の甘い余韻を思い出させるように耳元で囁かれた。


「いいこと聞いたな。今度シャワー浴びる前に試してみるか」

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