素顔のキスは残業後に
妙に色気のあるかすれた声に頬が一瞬で熱を持つ。

ひんやりとした指先が赤くなった頬に触れた。


「いま、想像しただろ?」


「しっ、してないですよっ」


「冗談だ。でも、ずいぶん必死だな」


「――っ…」



みっ、見透かされてる!?

いや、違う。想像なんてしてないですから!!


(――って、心の中で誰に否定してるの、私!?)



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