素顔のキスは残業後に
「すごいな、本当に動けなくなるのな?」


見下ろされる瞳が満足げに細まって、


「何度も使えるな、これ」


そんな意地悪な囁きを漏らされるのに

白いタキシード姿で軽々と体を持ち上げられたら、鳴り止まない鼓動が少し苦しいくらいで


いまの状況を忘れて思わず見惚れてしまう。


このままバスルームで晒されちゃうのかな…


そんな覚悟を決めていたけど、柏原さんはリビングルームと繋がっているベッドルームへ足を向けた。
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