素顔のキスは残業後に



20分後。

休日の超豪華自宅ランチを堪能しながら「あれ?」っと思った。


「そういえば、五月さんの家には先に行かれたんですか?」


カニをぱくついたまま、その首が横に振られる。


「えっ。じゃぁ、まだ残ってますし、五月さんも呼びましょうよ!」

「アイツは100円ショップの缶詰がよく似合うぞ」

「またそんなこと言って」


そんな会話を続けながら立ち昇る湯気をぼんやり見つめていると、
柏原さんは突然とんでもないことを言い出した。
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