空木先生





カーテンの隙間からさす光が、
先生の髪にきれいに反射して、
目を瞑ってる先生が物凄くかっこいい。



ずっと先生を独り占めしてたい。
独占欲ってやつだよね。これ。




「..よそ見しないで」


そう言ってまた先生は唇を重ねる。
ああ。幸せだよ先生。



甘い時間ほど経つのが早い。


「もう今日は帰りましょう。また明日」

「あ、うん。先生も早く帰るんだよ。」


「はいはい」

手をひらひらさせる先生に
私も、寂しい気持ちで手をふる


扉をあけようとした瞬間


「ねえ」
先生に呼び止められる


そして声にださずに

好き。


と言った。



....反則です
...先生。





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