スタートライン~私と先生と彼~【完結】
「了解」
隆は親指を立てて言い、ドリンクバーの方へ歩いて行くのを見送った。
彼は、背中からも笑顔があふれてくるようなオーラをまとっていた。
「原田、あいつ見た目は軽そうだけど、いい奴やから」
いつの間にか隣に来ていた、木下くんが笑顔で言った。
見た目だけじゃなくて、言動も軽そうなんですけど。
でもまぁ、悪い奴ではなさそう・・・。
それが第二印象。
ちなみに第一印象は・・・『軽そう』。
このあと、絶対に呼ぶことはないだろうと思っていた『りゅう』と呼んでいたことには自分でも驚いた。
彼は、人を囲い込むのが上手い。
意図的ではなく、そんな雰囲気を醸し出している。
そう、放っておけない感じ。
だからといって、彼に異性として惹かれたかと聞かれたら、答ええは『NO』である。