スタートライン~私と先生と彼~【完結】

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冬休みに入って、木下たちは、トリプルデートを企画してくれた。

行き先は定番の遊園地。


「お前らが行きたかっただけやろ?」


と厭味っぽく言ったが、内心はさっちゃんと会う機会を作ってくれたのが嬉しくて仕方ない。

何気ないメールはするものの、デートに誘う勇気なんてあるわけがない。


「嫌ならいいぞ?でも、隆、原田と会いたくないんか?」


あぁ、俺の考えなんて木下にお見通しということか・・・・・・。


「会いたいです」


俺は、完全に木下に頭が上がらないようになっていた。




日曜日ということもあり遊園地はかなり混んでいた。

木下達は、気をきかせて二人だけにさせてくれた。

それは嬉しいのだが、やはり緊張してしまう。

さっちゃんは、どんな乗り物が好きかな?

俺は絶叫系が好きだけど、付き合わせるわけにはいけないし・・・・・・メリーゴーランドとか似合いそう。

可愛いもんな・・・この前は制服だったから、今日は初めて私服を見る。

ショートパンツからは白くて細い脚が・・・・・・何もかも可愛い。


そんなことを考えていたら、さっちゃんが俺の方を向いて「隆、あれに乗らない?」と、笑顔であるアトラクションを指を差していた。


あれはまさに絶叫マシーン。

えっ、さっちゃんも絶叫系が好きなん??


「いいよ」


なぜか興味がない素振りをしていた。

ただ喜ぶだけの男じゃないところも見て欲しかったのかもしれない。



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