スタートライン~私と先生と彼~【完結】
もうすぐクリスマス。
さっちゃんは何が欲しいのかな??
バイト代も入るし、奮発しないと!
俺がそんなことを考えていたら、さっちゃんも同じ事を考えていたらしく、
「隆、何か欲しいものある??」と聞かれた。
「ん?そりゃもちろん、さっちゃん」
甘い声で耳元で囁く。
でもその後、さっちゃんに軽く交わされる。
俺はさっちゃんが居てくれるだけでいいよ。
欲を言えば、さっちゃんにリボンつけてプレゼントしてくれたら嬉しいかな・・・なんてね。
最近、俺はさっちゃんの部屋に入り浸っている。
だって、毎日会いたいから。
今日の夕飯は何かな?
さっちゃんの作ってくれるものは何でもおいしい。
そして、俺も手伝いたいなぁ。と思うようになっていた。
あっ!クリスマスケーキを作りたい!!
俺は突然の思い付きをさっちゃんに伝えた。
「いいよ〜。じゃあ、また材料を買いに行こうね」
「うん」
なんか楽しみやなぁ。