スタートライン~私と先生と彼~【完結】
俺は原田が学校に来る日を待ちに待っていた。




とうとう明日、会える。


朝から俺は気分が高ぶっていた。


4年振りに会う彼女はどう変わっているのだろうか?

期待に胸を膨らましていた。


職員室のドアを開けると、目の前には少女から一人の女性へと変わった原田がいた。


「原田!久し振りやな!」


俺は、昔と同じように話しかけた。


「おはようございます」


ペコリと頭を下げる姿があの時と同じで、顔が緩むのがわかった。


「頑張れよ。まぁ、何かあったら何でも言えよ。相談にのるからさ」


「ありがとうございます」

会いたかった・・・。

ただそれだけを言いたいけど、この場では言えない。

俺は、仕事終わりに食事に誘うことを決めた。



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