大切な記憶
「ここでのんびりしてる場合じゃねーぞ。」
態呀はすくっと立ち上がる。
『せやけど後どこ探せばええんや。』
楓が行きそうな所にはもう行ったで。
「流星、起きろ。」
フェンスを背もたれにして寝ている流星の頭を叩こうとしたが
流星の頭に届く前に腕を掴まれた。
「なにするつもりだ。」
おー…さすがだね。
「楓を探しに行くために流星を起こそうとしただけだよ。」
にっこりと微笑む。
「はぁ?探しに行くってどういう事だよ。」
「かくかくしかじかだ。」
「しかしかうまうまか。……って伝わるわけねぇーだろ。」