【完】クールな同級生と、秘密の婚約!?






学校に行っても、湊と目を合わせることすら叶わなかった。

授業中もすぐそばに湊がいるのに、届かない。


手を伸ばしたかった。触れたかった。

でも、できない。

こんなに近くにいるのに、なんて遠いのだろう。


学校から帰ると、私はなにも考えず、荷物をまとめた。

実家に帰るためだ。


これ以上湊と一緒にいたら、きっと離れられなくなってしまう。

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