読書少女




「どこが動くかな」



小さく呟くと「さぁね」と興味のなさそうな声が返ってきた。



「いーんじゃない?俺らに影響くるわけねぇし」



「お前と私を一括りにするな」




「…やっぱ変」



「はぁ…」



不満そうな声に溜め息がでる。



「めんどくさくねーの…そんな変な話し方して」



「これでも悪いだろ。アレにしたら変に目立つ」




「そんなもんか?」



「そんなもんだ」



「へぇー」



まだ疑ってるのか。



別にどうでもいいだろうに…迷惑掛けてるわけじゃないんだし。



< 31 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop