小児病棟
「ねえ、花火しに行かない?」
 
夕食が終わり、正哉と悟が部屋に戻ろうと歩いていると、クラスメイトの女子、亜矢子が声をかけてきた。

「行きてえ!」
 
悟は即、返事をした。

「でも、花火なんてあんの?」
 
正哉は亜矢子にたずねた。

「川端先生が持ってきてるの。男子も呼んでくればって」

「ほんと? いくいく」

二人は顔を見合わせてハイタッチした。
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