小児病棟
「よし! 先生、これに火をつけてよ」
 
正哉は、ドラゴンを砂にセットして先生に言った。

「ようし! みんな離れて!」
 
先生は導火線に火をつけた。まばゆいばかりの火花が三メートルくらい高くあがった。

「いえーい!」
 
正哉と悟は、その火花をかいくぐって走り回った。他の男子も、それに続く。女子は手を叩いて喜んだ。川端先生も、そんな子供たちを見て笑った。月明かりのもと、みんなそれぞれに楽しい夜を過ごしていた。
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