小児病棟
「じゃあ、スイカ割りをするぞー」
 
峯岸先生の号令で、子供たちが輪になった。

「じゃあ、やりたい人?」

「はーい!」
 
子供たちは一斉に手をあげた。

「じゃあ、まずは、と……お前から」
 
峯岸先生は、正哉と同部屋の三年生、剛を指差した。

「やった」
 
剛は満面の笑みで先生のもとへ歩いていった。

「じゃあ、目隠ししてあげる」
 
川端先生が、剛に目隠しをする。

「よし、次は、回すぞー?」
 
峯岸先生は、剛を二,三回、その場でぐるぐると回した。
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