小児病棟
「でも、これだけじゃなんか少なくね?」
 
四人の中央に置かれたおやつの数々を、今一度見直した正哉が言った。

「じゃあ、俺なんか持ってくる!」
 
裕二は、そう言うと毛布から出て、自分の病室へと駆け出して行った。

「俺も、なんか持ってくる」
 
それを見た慶一も、後を追うように飛び出す。

残された正哉と悟は、お互いに顔を見合わせた。

「悟、なんか飲み物持ってこない?」

「そうだな、じゃあ、食堂行ってみるか。泉水さんいれば、なんかくれるぞ」

「おし!」
 
二人は、毛布から飛び出ると、駆け足で食堂に向かった。
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