小児病棟
「じゃあ、始めようか」
正哉はそう言うと、悟の後ろに回りこみ、おもむろにタオルで目隠しをした。
「きゃー! なんも見えねー」
キョロキョロする悟を横目に、正哉は練り歯磨きを並べてゆく。四人の中央には、歯磨き子が四本、縦に並べられた。
「よし! じゃあ悟、指出して?」
「お、おう」
悟は人差し指を差し出す。正哉は練り歯磨きのチューブを取り、少しだけチューブの口から歯磨き粉を出すと、悟の指先にちょこんと載せた。
正哉はそう言うと、悟の後ろに回りこみ、おもむろにタオルで目隠しをした。
「きゃー! なんも見えねー」
キョロキョロする悟を横目に、正哉は練り歯磨きを並べてゆく。四人の中央には、歯磨き子が四本、縦に並べられた。
「よし! じゃあ悟、指出して?」
「お、おう」
悟は人差し指を差し出す。正哉は練り歯磨きのチューブを取り、少しだけチューブの口から歯磨き粉を出すと、悟の指先にちょこんと載せた。