悲劇のヒロインと傍観者
「はっ…はぁ!?い、いい意味わからないし!!!」
この変態は何を言ってるんだ!!
「そんなことしないし!!ばっかじゃないの!?」
「うん。だって俺、馬鹿千花病にかかってるから」
それこそ意味わからんわ!!!!
…そして忘れてたが
「さっ、さっさとおろしてよ。じゅ、授業受けに行かないと」
すると放してくれないのかと思いきや普通におろしてもらい、離れることができた。…少し寂しいと思ったのは一生内緒だ。
でもあの恥ずかしい体制から抜け出せた!
そんなことを思っているといきなり右京もベンチから立ち上がり、私の目の前まできた。