めぐりあわせ





色んなことを考えながら、電車に揺られて帰る。



すると、改札を出た時に岳を見つけた。



隣には凄く清楚で、綺麗な人…



彼女?



なんで、こんな時にこんなところで会うの?



見つからないようにしようと思ったけど、呆気なく見つかってしまった…



「愛花!」



「こんばんは」



「あっ…彼女のちさき…」



彼女は、素敵な笑顔で会釈した。




「…どうも、始めまして岳くんの同級生の田崎愛花です…」



彼女は、もう一度笑顔で会釈した。




「私、帰るね。副島くん、また」



「ああ…」



ちさきさんは、岳にそういうと改札の中に入って行った。



岳は、彼女を眺めていた。






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