天然無自覚と俺様くんの同居
「ん…」
その反動で信が目をゆっくりと開ける。
ヒーー!ヤバイ!
私は咄嗟にクローゼットの中に隠れた。
クローゼットの中は以外に狭くて体勢がキツイ。
「せ、まい」
小声で呟きゆっくりと体勢を整える。
そしてクローゼットを少し開けて信の様子を伺う。信はボーーっとしながらも起きていて私のベッドから上半身を起こす。
「由季…」
信は切なそうに私の名前を呼ぶ。
本当は今すぐ出て信に謝りたいけど…今はダメだ。
私は制服のスカートを両手で力を込めて握る。
「そろそろ支度しねぇと…」
そう言い信が立ち上がり私の前を通りすぎる。
これで出れる!!
私が心で涙を流しながら喜んでるとき…。
~♪~~♪~♪~
タイミングが悪いときにケータイが鳴る。