殺戮都市
バベルの塔に向かって走る事2分。


俺の願いも虚しく、ナイトの姿はなかった。


ポーンが道に溢れ返り、俺はそれを斬り捨てて目的地に進んだ。


そして、バベルの塔に到着した俺は、先に到着していた人達がポーン達と戦っている姿を見た。


その中には、おっさんや明美さんの姿もあって、ポーンを圧倒しているのが分かる。


あの人達に任せておけば、多分大丈夫だ。


そう考えた俺は、バベルの塔を見た。


他の軍に行く為に、何度も近くを通ったけど、こうしてじっくりと見た事はない。


そして気付く。


「入り口がない……南側にはないって事か?」


根元の直径はどれくらいあるだろう。


ここの外周を回るだけでも、相当時間がかかりそうな程、巨大な塔なのに。


入り口を探す為にまた移動しなければならないなんて。


だけど、探さないわけにはいかない。


反時計回りに外周を確認しながら走って、邪魔な怪物達は次々と斬り捨てていく。


入り口を見付ける事が出来さえすれば良いんだ。


ずっとバベルの塔に注意を向ける必要はない。


南軍と北軍の境目付近。


この辺りはまだ怪物達が多くて、先に進むのにも苦労したけど、何とか北軍に戻って来る事が出来た。
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