鎖恋-僕たちクズですー
~mana~

バタンとドアが閉まると

私はものすごく孤独で

立っていられないくらい

涙が溢れた。

そのまま台所で泣き崩れる私

とっても惨め・・。

千葉の実家を離れ

仕事も辞め

私にはなんにもない・・・。

そしてゆうくんにも迷惑をかけている。

でも、ゆうくんがいなかったら私はもっと崩れていたかも・・。

ここ数日確かに私はどうかしていた

そして何かがプツッときれたように

全てをリセットして

あの日も逃げ出したんだ。

夜のバイト

正直しんどい。

25歳なんてキャバクラの世界では

オバサンよね。

周りの目が痛いくらいに

私に突き刺さる。

でも

誰も私を守ってはくれなかった。

マネージャーでさえ












私は所詮。モノ・・・。

人じゃいんだ・・。

でも

モノになりたい自分。

私は覚悟を決めていた。

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