飼い犬に恋をした~始まりはいつも雨~


学校でも家でもお兄ちゃんを避け続けていた。


でも、それが2週間くらい経った日。



夜、部屋で勉強していると


─トントンッ


ノックをして入った来たのはお兄ちゃん。



「お兄ちゃん…なんか用?」



1回振り向いたけどお兄ちゃんだと確認してから、机に向き直した。



「なんか用?」



「愛華…俺に最近冷たいよな」



「そんなのいつもでしょ」



「じゃなくて…こう…なんか避けてるよな?」



「別に」



「俺のこともお兄ちゃんって呼ぶようになったし…」



「なんと呼んだって別にいいでしょ。兄妹なんだから」



少し間があったあと



─ギュッ



突然後ろから抱きついてきた。
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