飼い犬に恋をした~始まりはいつも雨~
それが“兄妹”の意味の“好き”じゃないことくらい声でわかった。
「私は…好き…じゃない」
「それなら俺の目見て言えよ。愛華嘘つく時俺の目絶対見ないよな…好きじゃないじゃなくて嫌いってはっきり言って…そうしないと俺…」
私はもう限界だった。
涙がどんどん溢れ出してきていた。
「愛華…?」
「何で言うのよ。好きなんて…私だって小さい頃からずっと大輝が好きなのに…」
「え…?「でもダメなの」」
「私と…大輝は“兄妹”なんだから」