神聖魔法団【下】



やばい、遅刻だ!!




すぐさまベットから飛び降り、制服に着替える。




急いで部屋の扉を開けると




バン!!



「いってぇ!!」



なにかに思いっきり当たった。




「え・・・?」



恐る恐る視線を下に向けてみると





「てめぇ・・・」




鬼のような形相をした黎兎がいた。




額を抑えてるってことは、



うん、そういうことだよね。





「あ、ごめんなさい・・・」





「いきなり開けてんじゃねぇよ!
つか、開けるならもっと普通に開けろよ!
なんで、そんなに思いっきり開けるんだよ!?」




めっちゃキレてる。



それもそうか。いきなり扉が開いたと思えば額にぶつかるんだもんね・・・。




「いや~、こんな時間だし遅刻してそうだったからつい・・・」




小声になりながらもしっかり言った。


< 126 / 632 >

この作品をシェア

pagetop