神聖魔法団【下】
やばい、遅刻だ!!
すぐさまベットから飛び降り、制服に着替える。
急いで部屋の扉を開けると
バン!!
「いってぇ!!」
なにかに思いっきり当たった。
「え・・・?」
恐る恐る視線を下に向けてみると
「てめぇ・・・」
鬼のような形相をした黎兎がいた。
額を抑えてるってことは、
うん、そういうことだよね。
「あ、ごめんなさい・・・」
「いきなり開けてんじゃねぇよ!
つか、開けるならもっと普通に開けろよ!
なんで、そんなに思いっきり開けるんだよ!?」
めっちゃキレてる。
それもそうか。いきなり扉が開いたと思えば額にぶつかるんだもんね・・・。
「いや~、こんな時間だし遅刻してそうだったからつい・・・」
小声になりながらもしっかり言った。