神聖魔法団【下】
「楽しいゲームが一気に雰囲気悪くなったね」
苦笑いを零しながら言う天音。
「だね~。
でも、黎兎自業自得だよ」
「わかってるよ」
私の発言が気に食わなかったのか頬をプクゥっと膨らませ拗ねていた。
「まぁまぁ、黎兎くんは盛り上げようと思ってやったんだよね?」
「そうだし!!」
いきなり元気になった。
天音のことになると、いつもこんな感じだからな~。
「お~い、ゲームはもうそろそろ止めて本題に入るぞ」
涯がピコピコハンマーをしまいながら皆に言う。
なんか涯がピコピコハンマー持ってると・・・。
「ふっ」
ダメだ、似合わなさすぎて笑いそう
「おい、黎奈」
びくっ
「は、はい」