神聖魔法団【下】
「大丈夫だよ。2人は仲が良いんだね」
にっこり微笑まれると何か照れる。
「廉さんって普段なにしてる人なんですか?」
黎兎が上手く話を逸らしてくれた。
頬が赤くなったのバレてないかな・・・・。
「ん?俺?
俺はね~、ダンサー目指してる社会人ってとこかな」
「ダンサー!?めちゃめちゃ格好いいじゃないですか!!」
いち早く反応したのは助手席に座っている瑠雲。
「いやいや、そんなことはないよ。
だけど、まぁ夢叶えるために色んなオーディション受けて色んなところのイベントとかに出てるかな」
「おぉ。頑張ってくださいね!
俺たち応援してますから!デビューした際、俺たちが1番のファンですね」
「ははっ。ありがとう」
廉さん凄く嬉しそうな顔してる。
人に夢を語れるっていいな。
しかもそれを応援してくれる人がいるっていうのもいいな。
私もいつかそんな夢もてるといいな~。