神聖魔法団【下】



「んじゃ、帰るか」




「なんで炎虎が仕切ってるのさ」



「いいだろ別に。病人は運んでやろうか?」



「歩けるもん!」



「はいはい」




そう言うと風雅の荷物も一緒に持って出て行ってしまった。



「ちょ!荷物も持てるって!」



後に続いて風雅も出て行った。




「炎虎ってなんだかんだ言って優しいよね」


「そうだね」



「私たちも行こっか~」




天音に声をかけられ、



私たちも医務室から出て行った。







車に乗ってからはすぐに皆爆睡だった。



私もウトウトしていた。






夢に堕ちるとき




「どうか、皆が無事でありますように」




廉さんの切なそうな声が聞こえた気がした。




















こうして、初めて生徒会メンバーでのお出かけは終わった。




すっごく楽しかった。




また行きたいね。




< 212 / 632 >

この作品をシェア

pagetop