神聖魔法団【下】
少し離れて座った途端、
バシッ!
「いったー!!」
思いっきり頭をはたかれた。
だれ!?
そう思い、振り返った先にいたのは
涯でした。
「え、どうしたの?」
頭をさすりながら聞く。
敢えて叩いた理由を聞かなかった私、偉いぞ。
「あの2人どうするんだ」
多分、黎兎と天音のことだろう。
「んー。そのままにしといても大丈夫だと思うよ。
もう全部測定し終わったんでしょ?
今日はもう帰るだけだし、少し経ったら2人も帰ると思うよ」
今日はもう解散だから好きなように帰って良いみたいだし。
後で生徒会室に来るだろう。