神聖魔法団【下】
「ん!?」
やべ、天音の前ではしっかりしないと。
「どうして炎虎が演技してたって分かったの?」
「あー・・・。」
なんでか・・・。
「勘?」
「え?」
「いや、炎虎が瑠雲を好きになるわけないって思ったし、
少し炎虎の顔が楽しそうに見えたから遊んでるのかなーと、思っただけというか・・・。」
うん、ホントにそれだけ。
「そうだったんだ!
勘が当たって良かったね」
「だな。当たってなかったら、どうしようかと思ったよ」
「確かに」
俺たちは笑いあった。
久しぶりに笑った気がする。
ここに来て正解だったかな。