神聖魔法団【下】
「黎奈のことなんか知るかよ」
「黎兎に知られても嬉しくない」
「だったら最初っからしっとけなんて言うなよ。
マジでバカ?」
クスっと笑いながら言う。
「なっ・・・!
黎兎だけには言われたくなかった。
バカ代表なんかに!」
「だーれがバカ代表だよ!?
黎奈がそうだろ!」
「はーい!
そこまでっ!!」
私たちの間に天音が割り込んだ。
「2人とも、いつまで言い合いしてるつもり?
生徒会室着いたよ?」
その言葉に前を見ると『生徒会室』とかかれたプレートが目に入る。
言い合いしながらも足はここに向かってたんだ。
なんかビックリ。
って、そうじゃなくて。
「悪いのは黎兎だし」
「すぐそうやって人のせいにするとか子供がやることだろ」