神聖魔法団【下】




その言葉が悪魔の囁きに聞こえた。



[さぁ、ゼオラ。
コイツを殺すがいい]



そう言って黎兎を指さした。



「え」



ゆっくり黎奈が歩いてくる。



嘘だろ。



おい、止まれよ。



気付けよ。



「黎奈やめろ!」



「黎奈やめて!
黎兎くんだよ?弟なんだよ!!」




「黎奈やめなさい!
黎奈は人を傷つけるような子じゃないでしょ?
止まりなさい!!」



母さんの言葉も届いてなかった。




ずっと俺を睨み続ける黎奈。



本当に忘れたのか・・・?



< 485 / 632 >

この作品をシェア

pagetop