神聖魔法団【下】
天音が駆け寄る。
[このクズが。
役立たずが!!]
まだ尚も蹴り続ける。
歯向かうこともなく蹴られていた。
「やめろおおおおお!!!!」
痛む体を奮い立たせて立ち上がる炎虎。
[まだ立ち上がるか。もう諦めろ
勝ち目はないんだ]
「負けねぇ、諦めねぇ」
「私も諦めない」
「黎奈を傷つける奴は許さねぇ
何があっても許さねぇ!!
おらあああああ!!」
叫びながら突っ込んで行く。
[懲りないやつだな。
おい、ゼオラ。
もう1度だけチャンスをやる。
アイツを倒せ]
ゆらゆら立ち上がる黎奈。
炎虎の姿を捉えたとき、
また違和感を感じた。