ジグソーパズル
亜蓮は今まで無表情だった顔を笑顔に変えて言った。


「やっべぇ。和食って何ヶ月ぶりだろ?」


な、なんですと!?


私は口をパクパクさせながら恐る恐る言った。


「ちょ……、毎日なに食べてんの??」


亜蓮は私が作ったご飯をキラキラした目で見つめながら言った。


「パン!」


「はぁ!?」


夜ご飯にパン!?


いや、たまにならいいけど、毎日ってことでしょ??


亜蓮はそそくさとイスに座ると、もくもくと私が作ったご飯を食べる。


私も向かいの席に座る。


そして亜蓮が食べているのをジーッと見つめる。


そんな私に気づいた亜蓮は、笑って言った。


「美味いよ」


私はその言葉を聞き、安心したように微笑むと自分のご飯を食べる。
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