森に抱かれて
「ま、それで要が俺に気い使って親父さんの持ち物のここを貸してくれてるってわけ」
なるほどね。
「それこそ、シンイチも知っての通り『ただ』でね」
…。
「このままじゃ良くないとは思いつつ、草木染めは効率悪いし儲からないからってそれこそ、要の善意に甘えてた」
「…」
「だから、シンイチに、『ライダーキングは恩着せがましくない』って力説された時は、結構キツかったな。自分の甘さを見透かされたようで」