あの丘の上で【上】



「大丈夫だよ、それよりどこなんだろう…。」


大丈夫とか言っておきながら、その足は真っ赤になっていた。


「高瀬さん、ちょっとそこに座らない?」


目の前にちょうどいい高さの岩があった。


高瀬さんは疲れていたのか、大人しくそこに座った。


「高瀬さん、ちょっとごめんね。」


そう断ってから、僕は高瀬さんの前にしゃがんで、サンダルを脱がせた。


やっぱり、赤く腫れていて、マメができていた。

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