私の夜道さん!



【菜子の部屋】


「さ、琥珀おいでー!ここが私の部屋よ!」


綺麗な瞳に魅了されて、黒猫を連れて帰ってしまった私。


抱きかかえるのは難しくて困っていたけど、私が歩き出すと不思議と黒猫もついてきてくれました。


もしかして、もう私になついてくれているのでしょうか!?←


そう思って頭を撫でたり顎下をくすぐってみましたが、嬉しそうな態度は一切してくれません。(結構ショック)


そして、この子の名前は琥珀(コハク)。


名前をつけるならもうこれしかない、と思って。


一人暮らしにはちょうど良かった8畳の部屋も、琥珀がいることによって一気に狭くなってしまいました。



「私は菜子よ、よろしくね琥珀」






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