スイーツ男子、佐藤くん
「…そういえば、貴也さんは…。」

「あぁ、貴也兄さんなら帰ったよ。一応療養中の身だしね。」

「そうなんだ…。」

そう言って皆で海の家の中に入る。海の家は毎年建設と解体をしなくちゃいけないらしい。この貴也さんの海の家も一ヶ月ほど前に建てたらしい。

鉄板、かき氷機、冷蔵庫など、全て揃っている。

こうして、佐藤千代子店長代理のよる私たちのアルバイトは始まりを告げた。
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