虹色コンチェルト
そして、朝。
――チチチッ。
小鳥の囀りで、
目が覚めた。
「おーい。音羽ー?今日も寝坊かー?」
「あ、おはよう。錬ちゃん」
「お。なんだ、今日は自分で起きたのか」
扉を開けるなり、
錬次が驚いた調子で言いながら部屋に入って来た。
「うん…ついさっき、だけど」
「そうみたいだな。カーテン引きっ放しだし」
錬次がシャッと音を立ててカーテンを開けると、
眩しい日差しが部屋に差し込んだ。
「わぁ……今日も、イイ天気だね」
「おう。――っていうかお前。昨日はどうしたんだ?急にあんなメール……」
「あ…うん。友達に誘われて、オケ部の見学に……」
「行ったのか?」
「……うん」
神妙な面持ちになる音羽に、
錬次からは小さな溜息。