愛させろよ。
ずらりと紅茶が並んだ棚の前で、先輩は何か考えている様子だった。

「ねえ相原、どれがいいと思う?」

見ると、ジャスミンティーは三種類あった。

ピンクの箱、黄色の箱、紫の箱。

「あのうさぎがピンクなので、紫が一番映えるんじゃないですか」

「ああ、そうね。変にピンクで揃えないほうが可愛いかも」

お会計を済ませて、俺たちはまたぶらぶら歩き出した。
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