愛させろよ。
先輩は、近くの机から俺のと同じような黒い物を持ってきた。

俺のと違うのは、表面が柔らかそうな革であること。俺のは、固い。

俺の箱の右隣にそれを置いた先輩は、慣れた手つきで蓋を開けた。

入っていたものは、俺のとそっくり同じだった。

「私のする通りにして」

そう言って先輩は、組み立て始めた。

間違えないように必死で真似をした。
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