二人は甘い初恋関係
俺の友達宣言に驚く千景。
色々と突っ込んだ質問をされないよう、強制的に話を終了させた俺は、小春川と一緒に教室へと歩き出す。
隣を歩く小春川は、動きがぎこちなくて表情も硬い。
無理もないよな。
いきなり、初対面の男に声掛けられたんだから。
千景のことを謝ると、小春川は“私が、もっと男の子との会話に慣れればいいだけだし…。”と気まずそうな表情で言った。
好きになる前なら、特に何とも思わずに聞いていた言葉なんだろうけど、今は…ハッキリ言って、複雑だ。
他の男と仲良く話す小春川の姿なんて、想像すらしたくない。
男への苦手意識を克服したいと思ってる小春川に協力をしたいと思う一方で、俺以外の男と接するのは苦手なままでいいと思ってしまう。
なんか、矛盾してるな…。
苦笑いをしていた時、小春川に「み、水城君…!」と名前を呼ばれる。
どうしたんだろう…と不思議に思っていると、小春川から謝られてしまった。