二人は甘い初恋関係

このところ、俺とどんな風に話したらいいのか分からなくなって、気まずい空気を作っていたらしい。


でも、それは…仕方ねぇよ。


小春川は男が苦手…。


苦手なことを克服するってのは、容易じゃないし…大変だと思うから。


むしろ、謝るべきなのは…俺の方だ。


最近、小春川に挨拶ぐらいしか言えなかったし、その挨拶も…不自然でぎこちなかった。


緊張し過ぎてしまうがゆえに、会話を避けてしまっていたんだ。


だから、小春川よりも…俺が気まずい空気を作っていたと思う。


ったく、何やってんだ…俺は。


自分に嫌気がさす。 
 

申し訳なく思いながら謝ると、小春川は“女の子と接するの…本当は苦手なんだし、謝ることじゃないよ”と俺を気遣ってくれた。


優しいな、小春川。


でも、自然な会話が出来ないのも、ぎこちなくなってしまったのも、女が苦手とか…そういう理由じゃないんだ…。


全ては…意識の問題。


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