恋愛なんて、めんどくさい。

「いいね、それ。俺乗った♪」


楽しそうな深宮の声。


「んじゃあ、優美と藤谷の接点を作るには…


作戦会議なんか始めちゃって。


気付いたら P.M.5時35分。

あれから一時間以上も喋ってたってわけ?



今日のバイト6時半からで良かった…。



とりあえずアドは交換したし。

深宮との距離も、少しは縮まった?気がしないでもない。



そろそろ時間ヤバいな…

「ちょっと急ぐし、先帰る。」

「俺チャリだから送ろっか?」


チャラ男発動中!


「いいよ。方向違うでしょ?」

話の流れで聞いた住所は、あたしとは逆方向だったのに。


「こんな時間に女のコ一人で帰すなんて、俺のプライドが許さねーの。」



なんて、ケラケラ笑うから。


「…じゃあお言葉に甘えようかな。」

「おー、素直に甘えとけーww」


並んで教室を出て、

自転車置き場まで行く間。



・言い争う時間が無駄だから

・歩いて帰るより楽だから

・ここまで言われて断る理由もないから

・深宮のプライドの為だから



とか、一生懸命深宮に送って貰うための口実を考えてた。







そうでもしないと

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