恋愛なんて、めんどくさい。

「…?」

訝しげな目で俺をみる柊。

ヤバイ。



「ーっ!」


バレた…?



「~っ、こんの状況で…、

なに考えてんの、変態っ!」



ぶわっ、と体が浮き上がったかと思うと



次の瞬間。


バーン!!!

俺は壁に激突していた。



「……ってぇ」


と、巴投げ…?



「あんたが悪いんだから。」


「仕方ねぇじゃん…。」

逆にあの状況だからこそだろ。

思わず呟くと、


「また吹っ飛ばされたい?」


鋭い目線が。


「す、すいません…。」


「ふ~ん、へぇ、そう…。」



突然ニヤっ、と笑ったかと思うと


俺に密着してきた柊。


「な、何してんだよ…。」


「深宮って、こーゆうのに弱いんでしょ?反省してないみたいだから、お仕置き♪」


俺の首に腕を回し、背伸びして顔を近付けて、じっと見つめてくる。



唇と唇の距離、僅か数cm。



~っ、だから理性が…!


「降参っ!ホント悪かった!

お願いだから、離れて…。」


あー、今俺、すっげぇダセェ。


「仕方ないなぁ。」



そんなこんなで、やっと出口に着き。



よく(我慢)出来ました。


自分で自分を誉めてやりたい。
< 81 / 299 >

この作品をシェア

pagetop