恋愛なんて、めんどくさい。
「…?」
訝しげな目で俺をみる柊。
ヤバイ。
「ーっ!」
バレた…?
「~っ、こんの状況で…、
なに考えてんの、変態っ!」
ぶわっ、と体が浮き上がったかと思うと
次の瞬間。
バーン!!!
俺は壁に激突していた。
「……ってぇ」
と、巴投げ…?
「あんたが悪いんだから。」
「仕方ねぇじゃん…。」
逆にあの状況だからこそだろ。
思わず呟くと、
「また吹っ飛ばされたい?」
鋭い目線が。
「す、すいません…。」
「ふ~ん、へぇ、そう…。」
突然ニヤっ、と笑ったかと思うと
俺に密着してきた柊。
「な、何してんだよ…。」
「深宮って、こーゆうのに弱いんでしょ?反省してないみたいだから、お仕置き♪」
俺の首に腕を回し、背伸びして顔を近付けて、じっと見つめてくる。
唇と唇の距離、僅か数cm。
~っ、だから理性が…!
「降参っ!ホント悪かった!
お願いだから、離れて…。」
あー、今俺、すっげぇダセェ。
「仕方ないなぁ。」
そんなこんなで、やっと出口に着き。
よく(我慢)出来ました。
自分で自分を誉めてやりたい。