堅物くんとの恋愛過程
と、言うことで
「って、何がそう言うことでよ?」
玲ちゃんと私、そして文弥くんは学校の屋上でお昼ご飯を食べるべく、3人丸くなって座っていた。
「いえ、僕がお邪魔していて本当に申し訳ないです」
「いやいや、佐伯くんは恐らく悪くないから」
「え・・・」
「どうせ舞に強引に押し切られたんでしょ?」
冷たい視線で玲ちゃんは隣にいた私を睨み付けてきた。
「あ・・・はは」
もはや笑うしかない私と、更に恐縮そうに小さく身体を縮こませる文弥くん。
そんな2人を前にしても玲ちゃんの勢いは止まらない。
「こんなバカップル2人に挟まれて、お昼食べるとか信じらんない」
「れ、玲ちゃん・・・」
そうは言っても
私にとっては玲ちゃんを気遣う文弥くんも
また文弥くんと私を気遣おうとしてくれる玲ちゃんも
2人とも大切な存在だから。
だけど・・・・玲ちゃんにとっては迷惑でしかないよね?
「ごめんね、玲ちゃん」
「もうホント舞も佐伯くんもバカなんだから」
「う、うん」
「だけど・・・ありがとね!2人とも大好きだよ」
俯いていた顔を上げると、そこには満面の笑顔の玲ちゃんがいた。