◆Loves to You◇【短編集】



「いやぁ〜大量、大量!!いっぱいイチゴ採れたな、春菜?」



「あー…そぉだねぇ‥」




結局

あれから3時間もビニールハウスに缶詰め。


外の空気がこんなにおいしいなんて…。




もうあたしのテンションがた落ちだし、ちょっとキレ気味だけど



旬が子供みたいにはしゃいで喜んでる顔見ちゃうと



あたしはもう何も言えなくなっちゃうよ…。





「よし!!帰るか?」


「はぁ!?イチゴ狩りで終わり?」


「春菜イチゴ好きって言ってたじゃん♪楽しかったでしょ!!」




いやぁ…


イチゴはあたしの一番好きな食べ物だけど、別に自分で採ってまで食べたくないし。



< 12 / 68 >

この作品をシェア

pagetop