◆Loves to You◇【短編集】
「いやぁ〜大量、大量!!いっぱいイチゴ採れたな、春菜?」
「あー…そぉだねぇ‥」
結局
あれから3時間もビニールハウスに缶詰め。
外の空気がこんなにおいしいなんて…。
もうあたしのテンションがた落ちだし、ちょっとキレ気味だけど
旬が子供みたいにはしゃいで喜んでる顔見ちゃうと
あたしはもう何も言えなくなっちゃうよ…。
「よし!!帰るか?」
「はぁ!?イチゴ狩りで終わり?」
「春菜イチゴ好きって言ってたじゃん♪楽しかったでしょ!!」
いやぁ…
イチゴはあたしの一番好きな食べ物だけど、別に自分で採ってまで食べたくないし。