年下オトコたちの誘惑【完】
初めての出会いは最悪で。でも、それがキッカケで今こうして、一緒になれたわたしたち。

どんなに幸せになっても母親のことは、やっぱり許せそうにないけど、碧都と二人で生きたっていい。

こうして海の家で、尚樹や眞一郎や楓と五人で楽しく生活するのも、悪くないかなって思う。

“ピンポーン、ピンポンピンポン、ピンポーン”

「はぁ…。んだよ、ったくよぉ」
「チャイムで誰か、わかるの…?」
「あぁ…」

わたしが知ってるヤツだから、開けてこいって碧都が言うから開けに行ったら…。

「わっ、眞一郎⁉︎に、尚樹に楓まで‼︎」
「邪魔しに来たよぉ‼︎」
「邪魔しに、って…」

眞一郎の言ったことに、苦笑いすると尚樹が言った。

「やっと、くっついた?」
「えぇっ⁉︎あの…」

わたしがモジモジしてると、碧都がヌンッと出てきた。

「くっついたどころか。さっき、ヤったとこだ」
「あ、碧都っ‼︎サイッテー‼︎」

碧都の胸を、バッシバシ叩いた。そんなこと、ここで言うべきじゃないでしょ‼︎
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